グラフィック社

書籍詳細 2009年12月

素材の系譜<動物が巣をつくるように建築をつくる>

隈 研吾監修 長井宏憲著

 国内外のコンペで勝ちつづけ、今最も世界で注目される建築家隈研吾。
 本書は彼の試みが、素材の話に歴史的、技術的文脈に接続された新たなアプローチの建築書籍だ。竹、草、木、石、土、合成人工素材・非鉄金属..それらの素材が使われた桂離宮(竹)からフォースターの香港上海銀行の竹足場、利休の待庵(草)、ライトの旧帝国ホテル(大谷石)、カーンのキンベル美術館(アルミニウム)等までが隈研吾の代表作、新作(ChaChaMoon、那珂川町馬頭広重美術館、福崎空中広場、Tee Haus…<素材接続部分の図面付>)に連なっていく。東大材料研助教の長井宏憲が素材について実用性も物語性もある解説をつけている。素材と構造に、生成のダイナミズムにこだわりつづけてきた隈研吾の発想の原点が少しずつ解き明かされていく。
そして、隈は1章で、各素材の扉で、近代の画一化されたコンクリート建築と相反した独特の理論を展開している。彼は近代以前の先人たちのように素材本来の特質を活かして建築をつくることに情熱を傾けてきた。隈研吾は語る「動物が巣をつくるように建築をつくりたい」と。

2009年12月発行
B5変型判 並製本
144ページ(オールカラー)
定価:本体2,500円(税別)
978-4-7661-2077-6 

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